書籍詳細

内容紹介
1920年代の旧ソ連を舞台に、社会主義国家の建設をグロテスクに諷刺した中篇。理想の住宅を実現するために、土台となる穴を掘り続ける労働者、技師そして一人の孤児の少女。20世紀ロシア最大の作家の代表作。
著者紹介
アンドレイ・プラトーノフ (アンドレイプラトーノフ)
亀山郁夫 (カメヤマイクオ)
一九四九年、栃木県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東京外国語大学教授。著書に、『甦えるフレーブニコフ』(晶文社)、『終末と革命のロシア・ルネサンス』(岩波書店)、『ロシア・アヴァンギャルド』(岩波新書)などがある。