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書籍詳細

世界探偵小説全集 11

シガフタリヲワカツマデ

死が二人をわかつまで

ジョン・ディクスン・カー
仁賀克雄

発売日
1996/11/26
判型
四六変型判
ISBN
978-4-336-03841-8
ページ数
284頁

定価 2,350円(本体価格2,136円)

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内容紹介

「君が婚約した女性は過去三人の男を毒殺した妖婦だ」ディックに恐るべき話を告げた男はその翌朝、密室内で絶命していた。彼女ははたして本当に毒殺魔なのか。難事件に挑むフェル博士の名推理。

著者紹介

ジョン・ディクスン・カー (ジョンディクスンカー)

John Dickson Carr(1906-1977)
エラリー・クイーン、アガサ・クリスティーらとともにパズラー黄金時代を代表する作家のひとり。筆名カーター・ディクスン (Carter Dickson) でも知られる。アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれる。1930年、カー名義の『夜歩く』で彗星のようにデビュー。怪事件の連続と複雑な話を読ませる筆力で地歩を築く。1932年にイギリスに渡り、第二次世界大戦の勃発で一時帰国するも、再び渡英、その後空襲で家を失い、1947年にアメリカに帰国した。カー、ディクスンの二つの名義を使って、アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)らの名探偵を主人公に、密室、人間消失、足跡のない殺人など、不可能興味満点の本格ミステリを次々に発表、「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」と言われた。晩年には歴史ミステリの執筆も手掛け、このジャンルの先駆者ともされる。代表作に、「密室講義」でも知られる『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)、『ビロードの悪魔』(51)などがある。

仁賀克雄 (ジンカカツオ)

一九三六年横浜市生まれ。早稲田大学商学部卒業。主な著訳書に、「ロンドンの恐怖」(早川書房)、「〈地獄の火〉殺人事件」(講談社)、「ドラキュラ誕生」(講談社)、ディクスン「プレーグ・コートの殺人」(早川書房)などがある。