書籍詳細
内容紹介
虎に扮してライオンと戦うはめになった男が檻の中で出会ったのは……ユーモラスな展開の中に人生の深淵を覗く「銀色のサーカス」他、日常の裏側に潜む神秘と怪奇を詩情あふれる筆で描きだす珠玉の短篇集。
著者紹介
A.E.コッパード (アルフレッドエドガーコッパード)
西崎憲 (ニシザキケン)
1955年青森県生まれ。作家、翻訳家、アンソロジスト、音楽レーベル主宰。著書に『世界の果ての庭』(東京創元社)、『蕃東国年代記』(新潮社)『ゆみに町ガイドブック』(河出書房新社)、『飛行士と東京の雨の森』(筑摩書房)。訳書にA・バークリー『第二の銃声』(東京創元社)、『ヴァージニア・ウルフ短篇集』G・K・チェスタトン『四人の申し分なき重罪人』『エドガー・アラン・ポー短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』(以上ちくま文庫)編訳書に『短篇小説日和』『怪奇小説日和』(ちくま文庫)がある。