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書籍詳細

世界探偵小説全集 4

イッカクジュウサツジンジケン

一角獣殺人事件

カーター・ディクスン
田中潤司

発売日
1998/01/13
判型
四六変型判
ISBN
978-4-336-03674-2
ページ数
334頁

定価 2,475円(本体価格2,250円)

※品切増刷未定

内容紹介

死体の額には鋭い角で突かれたような跡があった。伝説の一角獣の仕業なのか? 古城を舞台に怪盗フラマンド、覆面探偵ガスケ、ヘンリー・メリヴェール卿が三巴の知恵比べを繰り広げる。

著者紹介

カーター・ディクスン (カーターディクスン)

Carter Dickson (1906-1977)
本名ジョン・ディクスン・カー。エラリー・クイーン、アガサ・クリスティーらとともにパズラー黄金時代を代表する作家のひとり。アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれる。1930年、カー名義の『夜歩く』で彗星のようにデビュー。怪事件の連続と複雑な話を読ませる筆力で地歩を築く。1932年にイギリスに渡り、第二次世界大戦の勃発で一時帰国するも、再び渡英、その後空襲で家を失い、1947年にアメリカに帰国した。カー、ディクスンの二つの名義を使って、アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)らの名探偵を主人公に、密室、人間消失、足跡のない殺人など、不可能興味満点の本格ミステリを次々に発表、「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」と言われた。晩年には歴史ミステリの執筆も手掛け、このジャンルの先駆者ともされる。代表作に、「密室講義」でも知られる『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)、『ビロードの悪魔』(51)などがある。

田中潤司 (タナカジュンジ)

東京生まれ。早稲田大学卒業。評論家、翻訳家。