書籍詳細
内容紹介
万国博開催に沸く19世紀末のバルセロナ、山村から出てきたオノフレは才覚ひとつで暗黒界と実業界を巧みに生き抜き大物へとのし上がっていく。カタルーニャの光と影を描く波瀾万丈のピカレスク・ロマン。
著者紹介
エドゥアルド・メンドサ (エドゥアルドメンドサ)
鼓直 (ツヅミタダシ)
1930年生まれ。東京外事専門学校(現東京外国語大学)終了。法政大学名誉教授。訳書にガルシア=マルケス『百年の孤独』(新潮社)、ボルヘス『フロディーの報告書』(白水社)、ボルヘス『伝奇集』(岩波書店)などがある。
篠沢真理 (シノザワマリ)
松下直弘 (マツシタナオヒロ)
一九五三年、愛知県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。現在、拓殖大学教授。著書に、「中南米伝説の旅」(花伝社)などがある。