書籍詳細
内容紹介
ゴシック的伝統をふまえ特異な文体と時間構造のうちにレスビアニズムを描きつつ《文学のための文学》にまで至った、バーンズ女史の最高傑作。エリオット等の賞讃にもかかわらず、不当に無視されてきた傑作。
著者紹介
D.バーンズ (デュナバーンズ)
野島秀勝 (ノジマヒデカツ)
一九三〇年東京に生まれる。東京大学大学院英語英文学博士課程修了。現在、お茶の水女子大学教授。文芸評論家。著書――『V・ウルフ論』『エグザイルの文学』『ロマンス・悲劇・道化の死』『「日本回帰」のドン・キホーテたち』『「誠実」の逆説』『終末からの序章』『自然と自我の原風景』『実存の西部――ノーマン・メイラー論』『迷宮の女たち』『女の伝記』訳書――W・サイファー『文学とテクノロジー』L・トリリング『〈誠実〉と〈ほんもの〉』N・メイラー『黒ミサ』『天才と肉欲』V・ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』