書籍詳細
内容紹介
中世末期ハルツ山中の城に住む騎士エックベルトが語る数奇な運命……。近親相姦の妖美な世界を描く「金髪のエックベルト」、妖精の国に迷い込んだ男の悦楽と戦慄「友だち」他7篇。ロマン派のメルヒェン世界。
著者紹介
ルートヴィヒ・ティーク (ルートヴィヒ・ティーク)
1773年ベルリン生まれ。ドイツ・ロマン派を代表する作家・詩人。翻訳や編集活動でも活躍し、文壇の重鎮として存在感を示す。E.T.A.ホフマンらロマン主義の作家たちに大きな影響をあたえた。1853年に没す。邦訳作品に『ドイツ・ロマン派全集第1巻 ティーク』(深見茂ほか訳、国書刊行会)、「金髪のエックベルト」(『ドイツ幻想小説傑作選』所収、今泉文子訳、ちくま文庫)がある。
深見茂 (フカミシゲル)
鈴木潔 (スズキキヨシ)