書籍詳細
内容紹介
現代黒魔術文学の雄、デニス・ホイートリが、その真価を世に問うた名篇!刊行以来26年、すでに古典としての声価も高く、約20ヵ国に訳され、数千万部を売りつくした。霧の都ロンドンに暗躍するブラック・マジック集団と、これに対抗するオカルト・サイエンティスト4人の壮絶な闘争を描いて、読者を完全に反日常の世界に拉し去る。デニス・ホイートリを知らずして、当代の怪奇小説を論ずることはできない。
著者紹介
1897年~1977年。現代イギリスを代表する怪奇小説作家、オカルト研究家。
平井呈一 (ヒライテイイチ)
1902年~1976年。翻訳家、編集者、海外怪奇小説文学の紹介者。神奈川県に生まれ、日本橋の養家で育つ。早稲田大学文学部英米文学科中退。永井荷風、佐藤春夫に師事し、翻訳家となる。代表的な翻訳に、小泉八雲の作品の全訳などがある。