書籍詳細
内容紹介
女性にして男性、変幻自在に姿を変えつつ300年以上も生き続けるオーランドー。イギリスから中近東へと大冒険を繰り広げる両性具有者の奇想ファンタジー。
著者紹介
ヴァージニア・ウルフ (ヴァージニア・ウルフ)
1882年~1941年。ロンドンに生まれる。大戦戦間期にはイギリス文学界にあってブルームズベリー・グループの一員として活躍。代表作に『ダロウェイ夫人』(1925)、『灯台へ』(1927)、『オーランドー』(1928)などの小説、評論『自分だけの部屋』(1929)などがある。
杉山洋子 (スギヤマヨウコ)
1930年台北生まれ。関西学院大学文学部卒。同大学名誉教授。専攻、英米文学。
主要著訳書に『虹と花崗岩 ヴァージニア・ウルフ論』(英文、北星堂書店、1973年)、『ファンタジーの系譜 妖精物語から夢想小説へ』(中教出版、1979年)、キャベル『夢想の秘密』(国書刊行会、1979年)。ダンセイニ『牧神の祝福』(月刊ペン社、1981年)などがある。