書籍詳細
内容紹介
古城から月の荒野へ!新大陸へ渡ったゴシック・ロマンスの変貌と深化の最初の記念碑的作品!アメリカ文学のゴシック性を決定したブラウン最高傑作の本邦初登場!
著者紹介
C.B.ブラウン (チャールズブロックデンブラウン)
1771年、フィラデルフィアに生まれ、1810年同地に没した。当時ようやく勃興しつつあったジャーナリズムの世界で活動する一方彼は、英国において一世を風靡していたゴシック作家たちに深く傾倒し、アメリカ的なゴシック小説を次々と発表した。米国初最初の職業作家であり、その恐怖にみちた悲劇的な物語によって「アメリカ小説の父」とまで称されるブラウンは、以後のポー、ホーソンから現代に至るアメリカ文学の動向に決定的ともいえる影響を与えた。
志村正雄 (シムラマサオ)
1929年、東京生まれ。東京外国語大学卒業後、ニューヨーク大学大学院修士課程修了。東京外国語大学教授。主な訳書にバース『旅路の果て』などがある。