書籍詳細
内容紹介
雑誌編集者ストレザーは、パリに遊学中の青年を良からぬ女からひき離し、アメリカへ連れて帰る使命をおびていたが、パリでの彼の使命は逆転し始める。2つの異質な文化の衝突から生じる皮肉の利いた喜劇。
著者紹介
ヘンリー・ジェイムズ (ヘンリージェイムズ)
1843年~1916年。アメリカに生まれる。兄はプラグマティズムを代表する哲学者・ウィリアム・ジェイムズ。裕福な家に生まれ、少年期よりヨーロッパ各国を訪問し、国際的な感覚を身につけた。ハーバード大学を中退後、小説を発表し始める。英国に拠点を移し、モーパッサンやフローベール、ゾラ、テニソン、ジョージ・エリオットらと交友した。心理主義的長編の佳作を多く残し、英米心理主義小説の先駆者として知られる。19世紀から20世紀の英米文学を代表する小説家。
工藤好美 (クドウヨシミ)
1898年~1992年。早稲田大学英文科卒業。オックスフォード大学教授、京都大学教授などを歴任。訳書に「ジョージ・エリオット著作集」など多数。
青木次生 (アオキツギオ)
工藤好美 (クドウヨシミ)
1898年~1992年。早稲田大学英文科卒業。オックスフォード大学教授、京都大学教授などを歴任。訳書に「ジョージ・エリオット著作集」など多数。