書籍詳細
内容紹介
出獄者品座龍彦の告白/ラ氏の笛/狂王ルドウヰヒ/他
著者紹介
松永延造 (マツナガエンゾウ)
1895年~1938年。富裕な商家に生まれたが、幼少時の病苦により障害を負い、尋常小学校も中退。松葉杖で歩けるまで回復し、横浜商業夜間部に進学。在学中に「白樺」を通じてトルストイを知り、その思想に感銘して苦しみながらも小説・戯曲を書き、27歳で『夢を喰ふ人』を上梓。発刊当時辻潤 、高橋新吉らに激賞される。病状が悪化して早逝するまで、草野心平の『歴程』同人として詩人としても活躍した。
草野心平 (クサノシンペイ)
1903年~1988年。慶應義塾普通部を中退後、中国の広東嶺南大学に進学、詩作を開始。帰国後、雑誌『銅鑼』を主催し、宮沢賢治や八木重吉らを同人に誘って作品の紹介に努めた。その後中原中也らと詩誌『歴程』を創刊。戦後を代表する詩人として活躍する。1987年に文化勲章を受章。
伊藤信吉 (イトウシンキチ)
1906年~2002年。詩人、近代文学研究者。萩原朔太郎、室生犀星に師事し二人の全集編集にもあたる。
辻淳 (ツジジュン)
吉村りゑ (ヨシムラリヱ)