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000机いつも 机の前にすてられてゐた机とおれが ねんごろな兄弟のやうにおれはもたれてゐた カラッポな脳づいをゆさぶつてゐた 私はきづだらけな机に言ふのだ もうなにも出やしない 机はきつとにんまり笑つて云ふすててきたまへ頭のつめものをつまりすぎたのだ だから君はいつも出ししぶるあゝ新鮮な公園での空気あゝうららかな辻の日影だが机には内密で めくら犬となつてどぶどろの底へといそぐ そこには腐つた魚がおよいでゐる断末の苦をたのしむやうに机よ 白状仕様 この身体をさゝへてくれる骨とは なんと私にとつてじゃまつけな存在であらうかと。