トウキュウ クラシトマチノブンカ

東急 暮らしと街の文化

100年の時を拓く  

世田谷美術館 編

発売日 2024/12/03

判型 B5変型判   ISBN 978-4-336-07684-7

ページ数 240 頁   Cコード 0070

定価 2,860円 (本体価格2,600円)

【内容紹介】

渋沢栄一が「自然を多分に取り入れた都会」、「農村と都会を折衷したような田園趣味の豊かな街」という田園都市構想実現のために創業した田園都市株式会社を源流とする東急。その事業精神は五島慶太に継承され、今もなお、田園都市線という路線名が同社の企業精神を示しているといえる。本書では、「東急の輸送事業」、「東急の街づくり」、「東急沿線に居住した作家たち」、「東急の文化的社会貢献」というテーマを設け、さまざまな歴史的資料、また美術作品などによって、地域の文化的事象を検証、東急が渋谷を含む東京の西域、そして神奈川県内で展開してきた事業の数々が、人間の生活の基盤となる“暮らし”と“街”の創造に果たしてきた100年を超えるその役割と歩みをたどる。

◆車両の設計図面などふだんは目にすることができない鉄道関係の資料や記念乗車券、新たな街づくりの計画や誕生を知らせるパンフレット、東急沿線に住んだアーティストたちの仕事、さらには懐かしい渋谷・五島プラネタリウムにまつわる資料や、演劇・音楽・アートなど多彩な文化を発信し続ける東急Bunkamuraの活動など、東急の歴史と未来を一望に!

*2024年11月30日(土)より世田谷美術館で開催される展覧会「東急 暮らしと街の文化――100年の時を拓く」公式カタログ

【著者紹介】

世田谷美術館 (セタガヤビジュツカン)

1986年(昭和61年)3月30日開館。砧公園の一角に位置する。恵まれた自然環境を存分に生かした建築デザインは、建築家内井昭蔵によるもので、内井はこれにより毎日芸術賞・日本芸術院賞を受賞した。近現代の作品を中心に、日本国内はもちろん、海外の作品も含め、これまで約18,000点の美術作品を収集。アンリ・ルソーや素朴派の作品、世田谷区ゆかりの作家の作品が、コレクションの大きな柱となっている。美食家で、書、器といった様々な分野で才能を発揮した北大路魯山人の作品も特色あるコレクションとなっている。