イトウノリオヒョウロンシュウセイ

伊藤典夫評論集成

伊藤典夫 著

発売日 2025/04

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07484-3

ページ数 1,412 頁   Cコード 0095

定価 22,000円 (本体価格20,000円)

【内容紹介】

1960年代より日本SF第一世代の最年少メンバーとして活躍、クラーク『2001年宇宙の旅』他ヴォネガット、ブラッドベリ、ディレイニーなどの名翻訳で知られる、海外SF翻訳・評論の第一人者:伊藤典夫、待望の初の著書にして決定版評論集成がついに刊行!

◎日本最大・最強のSF翻訳家・評論家伊藤典夫による百科全書的20世紀SFクロニクル

*厖大な翻訳書と数冊の編著がある伊藤典夫だが、単独著書は一冊もなく、これが初の著作となる(40年前に一度企画されていたが頓挫、ようやく刊行が実現した)。
*伝説の未訳海外SF紹介コラム「SFスキャナー」完全収録の他、同人誌「宇宙塵」への15歳時の初投稿から評論・エッセイ・書評・映画評・旅行記まであらゆる文章を集大成。附録として超絶技巧パロディシリーズ「世界名作文学メチャクチャ翻訳」を掲載、翻訳リスト・索引(人名+作品名)も完備。飽くなき好奇心と想像力、確かな審美眼と鋭利な批評精神で〈SF〉と格闘しつづけた60年の軌跡を収める怒濤の1400頁! 
*国書刊行会創業50周年記念出版

*解説対談=鏡明・高橋良平「伊藤典夫とはいったい何者なのか?」
*別冊附録(20頁)=筒井康隆、水鏡子、伊藤典夫インタビュー(1997年・加藤弘一)

【著者紹介】

伊藤典夫 (イトウノリオ)

1942年生まれ。英米文学翻訳家。訳書にディレイニー『アインシュタイン交点』、ヴォネガット『猫のゆりかご』、オールディス『地球の長い午後』(以上ハヤカワ文庫SF)など。