シンキュウルネサンス

Gold-QPDによる  鍼灸ルネサンス

認知症・健康長寿・三焦鍼法  

川並汪一 編著

発売日 2022/04/19

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07336-5

ページ数 312 頁   Cコード 3047

定価 4,180円 (本体価格3,800円)

【内容紹介】

飛鳥奈良時代から江戸時代まで医学の本流だった漢方鍼灸は、西洋医学だけを医学とした明治政府によって排斥され、現在にいたるまで医学としてではなく、あくまでも民間療法とされている。
著者は、西洋医学の医師として、中国における鍼灸による認知症治療の報告に注目し、天津中医薬大学第一医院院長の韓景献教授を招き講演を依頼。そこで認知症に対する「三焦鍼法」の有用性に感銘を受ける。それから12年を経て、三焦鍼法に患者自身の持つ治癒能力を高める効果があることが日本各地で確認されている。
本書は、中国側医師の協力を得て、中医学の奥義といえる「三焦の意義」を、日本語の書籍としてはじめて明確に定義し紹介する。また三焦鍼法を会得した鍼灸師による実践体験報告を多数収録した。

ローマ神話のクピドは恋の神として知られる。クピドの黄金の矢で射られると人は恋に目覚め、身も心も燃え上がる。著者が主催する鍼灸師認定資格「Gold-QPD ゴールドキューピッド」の名には、黄金の矢を鍼に置きかえ、さまざまな症状に悩む人々とその家族に健康と生きる喜びをもたらすという願いが込められている。

【著者紹介】

川並汪一 (カワナミオウイチ)

1943年生まれ。一般社団法人老人病研究会会長、新宿漢方クリニック院長。
1969年、日本医科大学卒業。
1973年、日本医科大学大学院病理学卒業。医学博士。
1973年、ベルギー国ルーバンカトリック総合大学医学部病理学教室助手
1977年、アメリカ合衆国国立衛生研究所(NIH)特別客員研究員
1982年、日本医科大学病理学教室講師
1986年、日本医科大学武蔵小杉病院・病院病理部主任 
1991年、WHOテンポラリーアドバイサー(日本、中国、韓国)     
1997年、日本医科大学病院病理部教授   
1997年、日本医科大学大学院加齢科学系教授。付置老人病研究所分子病理学主任教授、1998同所長
2006年、一般社団法人老人病研究会会長(現在に至る)
2006年、付置老人病研究所所長に再任
2009年、日本医科大学名誉教授、hmn赤坂クリニック総院長
2011年、一般社団法人老人病研究会会長として中国から招待を受け、中国天津中医薬大学、脳神経系鍼灸専門学会、認知症関連学会、中国・中西医結合学会などで講演。
2013年、新宿漢方クリニック院長就任。