ゲンキョウヨコオタダノリ2 ワークス

GENKYO横尾忠則Ⅱ Works

原郷から幻境へ、そして現況は?  

横尾忠則 画

発売日 2021/07/30

判型 A4変型判   ISBN 978-4-336-07101-9

ページ数 460 頁   Cコード 0071

定価 7,920円 (本体価格7,200円)

【内容紹介】

1960年代からつねに第一線で活躍し、日本を、そして世界を魅了し続けてきた、アート界のレジェンド、横尾忠則。横尾はいかにしてレジェンドたりえたのか? その答えを知りたくば、この書を見よ!
天地万物をモティーフに、スタイルの変遷をめまぐるしく繰り返しながら、天空にまかれた星々のごとく生み出された作品群を網羅した、横尾芸術の総決算ともいうべき決定版!図版約1000点を収録。

【目次より】
ポップコーンの心霊術――横尾忠則論(三島由紀夫)
ペインティング・ダイアリー 日記の横尾忠則(南雄介)

CHAPTER 1 リメイク|リモデル RE-MAKE | RE-MODEL
CHAPTER 2 越境するグラフィック GRAPHICS WITHOUT BORDERS
CHAPTER 3 神話の森へ TO THE MYTHIC FOREST
CHAPTER 4 多元宇宙論 MULTIVERSE
CHAPTER 5 地球の中心への旅 JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH
CHAPTER 6 死者の書 BOOK OF THE DEAD
CHAPTER 7 アーカイヴ ARCHIVE
CHAPTER 8 Y字路にて AT A Y-JUNCTION
CHAPTER 9 終わりなき冒険 ENDLESS VOYAGE
CHAPTER 10 横尾によって裸にされたデュシャン、さえも DUCHAMP STRIPPED BARE BY YOKOO, EVEN
CHAPTER 11 レクイエム REQUIEM
CHAPTER 12 西脇再訪 NISHIWAKI REVISITED
CHAPTER 13 原郷の森 FOREST IN SOUL

【著者紹介】

横尾忠則 (ヨコオタダノリ)

美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し世界的に活躍する。アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ財団現代美術館での個展など海外での発表が多く国際的に高い評価を得ている。2000年以降も東京都現代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館、東京国立博物館など国内の美術館で相次いで個展を開催。95年に毎日芸術賞、01年に紫綬褒章、06年に日本文化デザイン大賞、08年に『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞、11年に旭日小綬章、同年度朝日賞、14年に山名賞、15年に第27回高松宮殿下記念世界文化賞、16年に『言葉を離れる』で第32回講談社エッセイ賞など、受賞・受章多数。20年に東京都名誉都民顕彰、23年に日本芸術院会員、文化功労者。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館開館。2013年、香川県豊島に「豊島横尾館」開館。