ゲンダイブン オオワライコワライ

現代文 大笑小笑

説教譬喩集  

黒瀬知圓 著
府越義博 編訳

発売日 2016/09

判型 A5判   ISBN 978-4-336-06047-1

ページ数 444 頁   Cコード 0015

定価 5,280円 (本体価格4,800円)

【内容紹介】

 笑いのなかに仏法あり!
 全編が信心喚起の話で貫かれ、笑いのなかにも心に残る狂歌、川柳、都々逸などを豊富に収録。破顔微笑の譬喩を満載した通仏教法話集。
 譬喩話を項目別に分類した「譬喩索引」付き。

  みな人の心の底の奥の院 開帳すればこれが本尊
  貧乏の神を入れじと戸を閉めて よくよく見れば我が身なりけり
  世の中は一つかなへばまた二つ 三つ四つ五つ六つかしの世や
  とかく浮世はままならぬ ままになるのは米ばかり
  とかく御覧よ浮世は鏡 笑い顔すりゃ笑い顔

【著者紹介】

黒瀬知圓 (クロセチエン)

1886-1961年。
仏教大学(現・龍谷大学)で学ぶ。
日曜学校運動に尽力し、布教使、教誨師としても活躍。
著書に、『佛の心と親心』『大笑小笑』『信念の力』『金剛の信』(いずれも興教書院)などがある。

府越義博 (フゴシギハク)

1951年、岐阜県高山市に生まれ。
大谷大学真宗学科卒業。現在、東京都八王子市本淨寺開教院住職、節談説教研究会事務局長。
古書店で講談本「親鸞聖人御一代記」を入手したことから、面白くわかりやすい布教を模索し始め、情念の布教の復活をライフワークとしていた故武藤師の遺志を継いで、2007年7月、節談説教布教大会をプロデュース。築地本願寺に2,500名の聴衆を集めた。以後、節談研究会の事務局長として若き説教者教育と機関誌「節談説教」の編集に携わっている。
著書に、『現代文 説教の秘訣 増補版』『現代文 大笑小笑』(編訳、国書刊行会)などがある。