カイダンオクノホソミチ
怪談おくのほそ道
現代語訳『芭蕉翁行脚怪談袋』
伊藤龍平 訳・解説
発売日 2016/05/23
判型 四六判 ISBN 978-4-336-06011-2
ページ数 292 頁 Cコード 0095
定価 1,980円 (本体価格1,800円)
【内容紹介】
「おくのほそ道」で巡った土地のみならず、西国諸国まで訪れた芭蕉が諸国行脚の途上で遭遇する怪異の数々。明らかになる名句にこめられたもう一つの意味。松尾芭蕉とその門人たちを主人公として、江戸時代後期に成立した奇談集『芭蕉翁行脚怪談袋』を、読みやすい現代語訳に、鑑賞の手引きとも言うべき解説を付してお届けする「もう一つの〈おくのほそ道〉」。
【著者紹介】
伊藤龍平 (イトウリョウヘイ)
1972年、北海道生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。現在、台湾・南台科技大学助理教授。専攻、伝承文学。
著書に、『江戸の俳諧説話』(2007)、『ツチノコの民俗学』(2008)、『江戸幻獣博物誌』(2010)、『現代台湾鬼譚』(2012、謝佳静との共著)、『ネットロア』(2015)、編著書に『福島県田村郡都路村説話集』(2014)、訳書に、『棗と石榴』(2014、葉蓁蓁との共訳)などがある。