ナンヨウハクジンサクシュシ
南洋白人搾取史
仲小路彰 著
発売日 2015/11/25
判型 A5判 ISBN 978-4-336-05987-1
ページ数 240 頁 Cコード 0031
定価 4,400円 (本体価格4,000円)
【内容紹介】
本書は、戦前日本の思想的指導者であった仲小路彰による蘭領インドネシアをめぐる状況分析である。1930年代当時、オランダ領であったインドネシアをめぐり、日本と英蘭の対立が激化。インドネシアと日本の歴史的関係、徳川幕府による鎖国、インドネシアが蘭領となるまでの経緯、インドネシア民族独立運動等についての分析と考察、そしてインドネシアと日本の新たな関係構築の必要性を論じ、決戦前夜の緊迫した情勢を伝える。
【著者紹介】
仲小路彰 (ナカショウジアキラ)
明治34年東京生まれ。旧制五高、東京帝国大学哲学科卒。昭和12年から「世界史話大成」「世界興廃大戦史」などの大著に取り組む。戦後著書はGHQに没収され一時公職を追放される。間もなく地球主義、未来学という概念を提唱。「ロシア大革命史」「未来学原論」などの大著を刊行し、山中湖村に隠棲しつつも戦後の外交に隠然たる影響を与えた。