タイヘイヨウボウエイシ
太平洋防衛史
仲小路彰 著
発売日 2015/11/25
判型 A5判 ISBN 978-4-336-05985-7
ページ数 256 頁 Cコード 0031
定価 4,620円 (本体価格4,200円)
【内容紹介】
本書は、日本政治の中枢にいた仲小路彰が、世界史的な視点をもって安政の大獄から公武合体の成立までの時代を分析したものである。英米の太平洋侵略計画、ペリー、ハリスによる条約の強制、また英露による対馬占領……。尊王攘夷の決行とは、米英の世界侵略に抗する最後の一線の防衛であり、悲壮なる死守であった。
【著者紹介】
仲小路彰 (ナカショウジアキラ)
明治34年東京生まれ。旧制五高、東京帝国大学哲学科卒。昭和12年から「世界史話大成」「世界興廃大戦史」などの大著に取り組む。戦後著書はGHQに没収され一時公職を追放される。間もなく地球主義、未来学という概念を提唱。「ロシア大革命史」「未来学原論」などの大著を刊行し、山中湖村に隠棲しつつも戦後の外交に隠然たる影響を与えた。