ゲンカゲンソウゲンガタン

幻花幻想幻画譚

横尾忠則 画
瀬戸内寂聴 原作

発売日 2015/12/12

判型 AB判変型   ISBN 978-4-336-05976-5

ページ数 416 頁   Cコード 0071

定価 4,180円 (本体価格3,800円)

【内容紹介】

ユニークで謎めいた図像と執拗なまでの精緻な線描が織りなす濃密で幻惑的な世界。挿絵のあり方を超え、イメージを自在に展開させて生まれた、横尾忠則のイラストレーションの総決算にしてグラフィック・ワークの最高傑作。1974〜75年にかけて新聞連載された瀬戸内晴美(寂聴)による時代小説「幻花」のために横尾忠則が描いた挿絵全371点を完全収録。

【著者紹介】

横尾忠則 (ヨコオタダノリ)

美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し世界的に活躍する。アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ財団現代美術館での個展など海外での発表が多く国際的に高い評価を得ている。2000年以降も東京都現代美術館、金沢21世紀美術館、国立国際美術館、東京国立博物館など国内の美術館で相次いで個展を開催。95年に毎日芸術賞、01年に紫綬褒章、06年に日本文化デザイン大賞、08年に『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞、11年に旭日小綬章、同年度朝日賞、14年に山名賞、15年に第27回高松宮殿下記念世界文化賞、16年に『言葉を離れる』で第32回講談社エッセイ賞など、受賞・受章多数。20年に東京都名誉都民顕彰、23年に日本芸術院会員、文化功労者。2012年、神戸に横尾忠則現代美術館開館。2013年、香川県豊島に「豊島横尾館」開館。

瀬戸内寂聴 (セトウチジャクチョウ)