カミガミトセイレイノクニ
神々と精霊の国
西シベリアの民俗と芸能
星野紘/齋藤君子/赤羽正春 編著
池田哲夫/山田徹也 著
発売日 2015/12/21
判型 A5判 ISBN 978-4-336-05951-2
ページ数 368 頁 Cコード 0039
定価 3,960円 (本体価格3,600円)
【内容紹介】
遠く離れた極寒の地シベリアと日本をつなぐタイガの道。アジアとヨーロッパを分かつウラル山地の東側、オビ川流域に暮らすハンテ族、マンシ族の「熊祭り」、「口承文芸」、「狩猟漁撈」などの現地調査により、西シベリアに暮らす人々の精神文化と日本とのつながりを明らかにする画期的論考集。
【著者紹介】
星野紘 (ホシノヒロシ)
1940年新潟県生まれ。京都大学文学部卒業。現在、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所名誉研究員、独立行政法人日本芸術文化振興会プログラムデイレクター。専攻、民俗芸能。
主な著書に、『歌垣と反閇の民族誌』(1996年、創樹社)、『歌・踊り・祈りのアジア』(2000年、勉誠出版、編著)、『芸能の古層ユーラシア』(2006年、勉誠出版)、『世界遺産時代の村の踊り』(2007年、雄山閣)、『過疎地の伝統芸能の再生を願って』(2012年、国書刊行会)など。
齋藤君子 (サイトウキミコ)
1944年岐阜県生まれ。上智大学外国語学部卒業。主な訳書に『シベリア民話集』(1988年、岩波文庫)、V・プロップ著『魔法昔話の起源』(1983年、せりか書房)、V・レベジェフ、Yu・シムチェンコ共著『カムチャトカにトナカイを追う』(1990年、平凡社)、A・チャダーエヴァ『シベリア民族玩具の謎』(1993年、大修館)、V・プロップ著『魔法昔話の研究』(2009年、講談社学術文庫)など。主な著書に『シベリア民話への旅』(1993年、平凡社)、『ロシアの妖怪たち』(1999年、大修館)、『モスクワを歩く 都市伝説と地名の由来』(2008年、東洋書店)、『悪魔には2本蝋燭を立てよ ロシアの昔話 俗信 都市伝説』(2008年、三弥井書店)、『シベリア 神話の旅』(2011年、三弥井書店)など。
赤羽正春 (アカバマサハル)
1952年長野県生まれ。明治大学卒業。明治学院大学大学院修了。文学博士。専攻、民俗学・考古学・文化史。シベリアと日本の文化史研究を進めている。主な著書に、『鮭・鱒』(2006年、法政大学出版局)、『熊』(2008年、法政大学出版局)。『樹海の民』(2011年、法政大学出版局)、『白鳥』(2012年、法政大学出版局)、『鱈』(2015年、法政大学出版局)、共著に『神々と精霊の国――西シベリアの民俗と芸能』(2015年、国書刊行会)など。
池田哲夫 (いけだてつお)
1951年新潟県生まれ。1998年新潟大学大学院現代社会研究科(後期博士課程)単位取得退学。専攻、民俗学。現在新潟大学人文学部教授。主な著書に『近代の漁撈技術と民俗』(2004年、吉川弘文館)、『佐渡島の民俗』、(2006年、高志書院)、『佐渡能楽史序説』(2008年、高志書院、小林責との共著)などがある。
山田徹也 (やまだてつや)
1977年埼玉県生まれ。2009年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、2012年博士号(文学)取得。現在、慶応義塾大学、早稲田大学、早稲田大学高等学院講師。専攻、ロシア民俗学。