希望の医療シリーズ
ヒトマズガンノチリョウヲオエタアナタヘ
ひとまずがんの治療を終えたあなたへ
フランシス・グッドハート/ルーシー・アトキンス 著
中村哲也 監修
釜野さおり/千年よしみ/西村周三 訳
発売日 2015/07/21
判型 四六判 ISBN 978-4-336-05806-5
ページ数 380 頁 Cコード 0047
定価 2,750円 (本体価格2,500円)
- シリーズ: 希望の医療シリーズ (キボウノイリョウシリーズ)
- 様々な医療分野で活躍する人々を、また病気に苦しむ方々を励まし勇気づけることを趣旨とし、ノンフィクションや小説、研究書等で構成される。
【内容紹介】
イギリス「ベスト・ヘルスケア・ブック賞」受賞作
この本ができること:
この本は、がんを経験したことによって起こりうる、様々な感情に対処する手助けをします。不安、疲労、怒り、うつなどに対処するための、簡単で実用的な方法を紹介します。これらの感情は、がんの治療を終えてからの生活に順応していく際、足かせになる可能性があるからです。・・・・・・しかし、がんのあとにやってくるつらい気持ちを探って理解し、その気持ちに対処していく方法は身につけることができます。
これは誰のための本か:
この本は、治療を終えたのが数日前、数ヶ月前、あるいは何年も前であったとしても、また、がんを経験したどんな人にとっても、有用なものです。なんとなく気持ちが重いという人にも、自分を完全に見失っているような人にも役立つと思います。がんを経験した人の家族や友人も、この本から得られるものがあります。・・・・・・あなたとがんを経験した本人が共に直面していることを理解し、対処あるいは支援する方法を提供します。・・・・・・この本は医療者向けでもあります。あなたの患者さんが診察室から出ていったあと、どのような状態になるのかを、詳しく体系的に理解するのに役立ちます。・・・・・・端的にいえば、この本はあなたがこれから先を歩んでいく際、あなたを支え、助言する仲間のようなものです。(「はじめに」より)
【著者紹介】
フランシス・グッドハート
臨床心理士。命に関わる病気と向き合う患者とその家族のカウンセラーとして20 年の経験を積み、学術研究・専門教育にも携わる。この分野の第一人者として多くの信頼を得ている。
ルーシー・アトキンス
健康に関するテーマを扱う著名な著述家。
イギリス大手の新聞や雑誌、テレビ・ラジオで医師、科学者、他の専門家から得た複雑な情報を、一般にわかりやすく解説している。
中村哲也 (ナカムラテツヤ)
1989年、帝京大学医学部大学院修了。1991年、板橋中央総合病院院長就任。2006年、関東・東北・北海道に複数の医療法人を有するIMSグループの理事長に就任。2007年、板橋中央総合病院総院長となる。現職として、アジア慢性期医療協会理事長、全国公私病院連盟常務理事、板橋中央看護専門学校、イムス横浜国際看護専門学校の校長などを兼ねる。
釜野さおり (カマノ サオリ)
スタンフォード大学大学院社会学研究科博士課程修了(Ph.D)。
現職 国立社会保障・人口問題研究所人口動向研究部室長。
専門 社会学(主な関心領域:家族、ジェンダー、セクシュアリティ)
千年よしみ (チトセ ヨシミ)
ペンシルバニア州立大学大学院農業経済学・農村社会学研究科農村社会学・人口学博士課程修了(Ph.D)。
現職 国立社会保障・人口問題研究所国際関係部室長。
専門 社会人口学(主な関心領域:国際移動、家族)
西村周三 (ニシムラ シュウゾウ)
京都大学大学院経済学研究科修士課程修了、経済学博士。
京都大学経済学部教授、京都大学副学長、国立社会保障・人口問題研究所所長等を経て、現在、一般財団法人医療経済研究・社会保険福祉協会医療経済研究機構所長。
専門 医療経済学