スクリプターハストリッパーデハアリマセン
スクリプターはストリッパーではありません
白鳥あかね 著
発売日 2014/04/25
判型 A5判 ISBN 978-4-336-05682-5
ページ数 312 頁 Cコード 0074
定価 3,080円 (本体価格2,800円)
【内容紹介】
スクリプターとは――映画の撮影現場で常に監督の側にいて、映画のすべてを記録する係。
新藤兼人・マキノ雅弘監督の現場見習いから始まり、日活黄金期の〈渡り鳥〉シリーズでは斎藤武市、日活ロマンポルノでは神代辰巳の女房役として活躍、またフリーランスの女性映画人として根岸吉太郎、池田敏春ら若い世代と共闘し、その後市民のための映画祭・映画館の設立・活動でも奮闘する――激動の戦後日本映画史を渡り歩き、映画を記録しつづけた女がすべてを語る〈実録白鳥あかね・裸の履歴書〉!
【著者紹介】
白鳥あかね (シラトリアカネ)
昭和7年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。新藤兼人監督の『狼』でスクリプター助手を務めたのち、昭和30年日活入社。スクリプターとして斎藤武市、今村昌平、藤田敏八、神代辰巳、根岸吉太郎など、数多くの監督とその作品に関わってきた。同時に、曽根中生監督『わたしのSEX白書・絶頂度』などの脚本家としても活躍。平成8年、スクリプターの地位向上を目指し、日本映画・テレビスクリプター協会設立に尽力し、副理事長を務める。あきた十文字映画祭顧問、KAWASAKIしんゆり映画祭実行委員長を務めるなど、映画製作だけでなく広く映画普及に寄与した功績により平成16年文化庁映画賞映画功労表彰部門を受賞。平成26年、第37回日本アカデミー賞協会特別賞を受賞。現在、川崎市アートセンター映画・映像事業企画・作品選考委員。