西尾幹二全集 16

チンモクスルレキシ

沈黙する歴史

西尾幹二 著

発売日 2016/12/16

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05396-1

ページ数 772 頁   Cコード 0310

定価 8,580円 (本体価格7,800円)

シリーズ: 西尾幹二全集
ヨーロッパ留学以来の自分史、知識人との対話・対論、文学評論、そしてショーペンハウアーを読み解き、教育論を説き、自由や人生の価値を具体化し、世界や日本の歴史、戦後史観を明らかにする。新しいニーチェ研究で衝撃のデビューを果たし、戦後日本のあり方を深く、多角的に洞察してきた「知の巨人」西尾幹二の集大成。

【内容紹介】

歴史には沈黙している部分がある。沈黙しつつ声を発している。簡単には言葉にならないが、外から言葉を与えられると不服従を示す。敗者にも正義の思いがある。先の大戦の歴史は日本人にとって自尊心の試練の物語である。

【著者紹介】

西尾幹二 (ニシオカンジ)

評論家。電気通信大学名誉教授。1935年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学院文学修士。文学博士。ドイツ文学者。ニーチェ、ショーペンハウアーの研究、翻訳をはじめ、文学、教育、社会、政治、国際問題等幅広く評論活動を行っている。最近では反原発を明確に打ち出し、人類の生命維持から訴えかける論点が注目されている。