西尾幹二全集 12

ゼンタイシュギノノロイ

全体主義の呪い

西尾幹二 著

発売日 2015/11/25

判型 A5変型判   ISBN 978-4-336-05392-3

ページ数 668 頁   Cコード 0310

定価 8,140円 (本体価格7,400円)

シリーズ: 西尾幹二全集
ヨーロッパ留学以来の自分史、知識人との対話・対論、文学評論、そしてショーペンハウアーを読み解き、教育論を説き、自由や人生の価値を具体化し、世界や日本の歴史、戦後史観を明らかにする。新しいニーチェ研究で衝撃のデビューを果たし、戦後日本のあり方を深く、多角的に洞察してきた「知の巨人」西尾幹二の集大成。

【内容紹介】

著者はベルリンの壁崩落後のチェコ、ポーランド、東独で哲学者や言論知識人と「自由」をめぐる徹底討論を交し、長篇評論『全体主義の呪い』を世に問うた。それを踏まえてヴァイツゼッカー独大統領の謝罪演説の欺瞞を突いた『異なる悲劇 日本とドイツ』はわが国の政治とメディアに重大な影響を及ぼし、さらに中国と北朝鮮の呪われた全体主義の実相にも迫る。

【著者紹介】

西尾幹二 (ニシオカンジ)

評論家。電気通信大学名誉教授。1935年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学院文学修士。文学博士。ドイツ文学者。ニーチェ、ショーペンハウアーの研究、翻訳をはじめ、文学、教育、社会、政治、国際問題等幅広く評論活動を行っている。最近では反原発を明確に打ち出し、人類の生命維持から訴えかける論点が注目されている。