西尾幹二全集 11

ジユウノヒゲキ

自由の悲劇

西尾幹二 著

発売日 2015/06/10

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05390-9

ページ数 752 頁   Cコード 0310

定価 8,140円 (本体価格7,400円)

シリーズ: 西尾幹二全集
ヨーロッパ留学以来の自分史、知識人との対話・対論、文学評論、そしてショーペンハウアーを読み解き、教育論を説き、自由や人生の価値を具体化し、世界や日本の歴史、戦後史観を明らかにする。新しいニーチェ研究で衝撃のデビューを果たし、戦後日本のあり方を深く、多角的に洞察してきた「知の巨人」西尾幹二の集大成。

【内容紹介】

共産主義の終焉は自由の勝利のはずだがそこに「自由の悲劇」を見た著者は現代の民族宗教対立を洞察し、わが国への移民導入の危険を予言した。ロシア革命の無意味化でフランス革命観は破綻し西洋中心歴史像は大きく揺らいだ。

【著者紹介】

西尾幹二 (ニシオカンジ)

評論家。電気通信大学名誉教授。1935年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学院文学修士。文学博士。ドイツ文学者。ニーチェ、ショーペンハウアーの研究、翻訳をはじめ、文学、教育、社会、政治、国際問題等幅広く評論活動を行っている。最近では反原発を明確に打ち出し、人類の生命維持から訴えかける論点が注目されている。