【内容紹介】

中国史の大家、宮崎市定の未発表遺稿を、歿後１５年を経て今回初めて活字化。司馬遷の大古典「史記列伝」の第１列伝から第１８列伝までの新訳に加え、史記考証、史記に関する論考7編を収める。

【著者紹介】

宮崎市定 （ミヤザキイチサダ）

1902年～1995年。元京都大学名誉教授。世界的な東洋史家として、数々の著書を著した。「九品官人の研究」で日本学士院賞を受賞。平成元年に文化功労者に顕彰される。著書に、「宮崎市定全集」（全26巻・岩波書店）「科挙」「アジア史概説」「中国に学ぶ」（中公文庫）など。訳書に、「現代語訳・論語」（岩波現代文庫）ほか。

礪波護 （トナミマモル）

東洋史家。京大名誉教授。