ゴシック叢書

シロトメマイ

城と眩暈

発売日 1982/09/01

判型    ISBN 978-4-336-02754-2

定価 3,520円 (本体価格3,200円)

シリーズ: ゴシック叢書
《理性の世紀》18世紀の後半、確実なるものの瓦解を背景に、恐怖とサスペンス、夢とロマンスは、文壇主流からは貶められながらも、今日に至るまで全西欧の文学的感性の在り方を大きく規定してきた。以後の幻想文学の一大源泉となったこのゴシック・ロマンスの古典群から、現代アメリカにおいて幻想的なるものの探求をすすめる《ニュー・フィクション》派までを網羅し、英米文学史を決定的に書き換え、文学を《活性化》する異色のシリーズ。

【内容紹介】

ゴシック小説に対する関心が、何故かくも高まりつつあるのか?この問いに真正面から取り組まんとする第一線のゴシック研究者の意欲的論稿、仏独文学者、美術史家等の関連論稿に欧米の研究者の書き下ろし論稿をも収録する待望の本邦初の本格的ゴシック研究書。

【著者紹介】