スペイン中世・黄金世紀文学選集 6

ピカレスクショウセツメイサクセン

ピカレスク小説名作選

フランシスコ・デ・ケベード 他著
牛島信明/竹村文彦 訳

発売日 1997/09/02

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03555-4

ページ数 378 頁   

定価 5,280円 (本体価格4,800円)

シリーズ: スペイン中世・黄金世紀文学選集
キリスト教徒、回教徒、ユダヤ教徒の三者の共存=葛藤が織りなす知的風土が生み出した独自の中世文学。万人が近代小説の嚆矢と認めるセルバンテスの小説やフランス古典劇に大きな影響を与えたロペらの〈コメディア〉を核とする黄金世紀文学の豊穣……。中世からバロック期にわたるスペインの代表的な小説・戯曲・叙事詩・説話集を集大成した初の古典文学選集。本邦初訳多数!!

【内容紹介】

スペイン悪漢#ピカレスク#小説の代表作2選。卑しい出自のパブロスは奸計を弄して貴族社会への参入を試みる。「ペテン師ドン・パブロスの生涯」、《ピカロ》小説の先駆的作品「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」を収録。

【著者紹介】

フランシスコ・デ・ケベード (フランシスコデケベード)

牛島信明 (ウシジマノブアキ)

1940年生れ。東京外国語大学教授。主要著訳書--『反=ドン・キホーテ論』(弘文堂)、パス『弓と竪琴』(国書刊行会)、ガルシア・ロルカ『血の婚礼 他二篇』(岩波文庫)、セルバンテス『ドン・キホーテ』(岩波少年文庫)ほか。

竹村文彦 (タケムラフミヒコ)

1958年生れ。東京大学助教授。主要訳書--パス『泥の子供たち』(水声社)、『ピカレスク小説名作選』(共訳、国書刊行会)ほか。