異貌の19世紀

ハクブツガクノオウゴンジダイ

博物学の黄金時代

L.バーバー 著
高山宏 訳

発売日 1995/11/27

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03493-9

ページ数 440 頁   

定価 4,486円 (本体価格4,078円)

シリーズ: 異貌の19世紀 (イボウノジュウキュウセイキ)
19世紀、人々の倦怠の地獄を救うために博物学やオカルト趣味は生じた。酸鼻な犯罪の流行が人々を文学への嗜欲に駆り立てた。犯罪と性、博物学と疑似科学、怪物狂いと商業革命……。看過されてきた意表衝く切り口の輻奏によって、われわれの〈今〉をつくった一文化の美と知の逆説の異貌が、ここに明らかにされる。19世紀ヨーロッパの文化・社会をめぐる最新の研究を収録、〈加速された19世紀〉としての今世紀末を照射する。

【内容紹介】

【著者紹介】

L.バーバー (リンバーバー)

高山宏 (タカヤマヒロシ)

1947年生まれ。東京大学人文科学研究科修士課程修了。現在、明治大学教授。著書に『アリス狩り』、『目の中の劇場』(青土社)、『世紀末異貌』(三省堂)、『奇想天外・英文学講義』(講談社)、『殺す・集める・読む』(創元ライブラリ)、訳書にバロルスキー『とめどなく笑う』(ありな書房、共訳)、シャーマ『記憶と風景』(河出書房新社、共訳)、『レンブラントの目』(河出書房新社)など多数。