異貌の19世紀

ヴィクトリアチョウノタカラベヤ

ヴィクトリア朝の宝部屋

P.コンラッド 著
加藤光也 訳

発売日 1997/03/04

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03496-0

ページ数 368 頁   

定価 3,850円 (本体価格3,500円)

シリーズ: 異貌の19世紀
19世紀、人々の倦怠の地獄を救うために博物学やオカルト趣味は生じた。酸鼻な犯罪の流行が人々を文学への嗜欲に駆り立てた。犯罪と性、博物学と疑似科学、怪物狂いと商業革命……。看過されてきた意表衝く切り口の輻奏によって、われわれの〈今〉をつくった一文化の美と知の逆説の異貌が、ここに明らかにされる。19世紀ヨーロッパの文化・社会をめぐる最新の研究を収録、〈加速された19世紀〉としての今世紀末を照射する。

【内容紹介】

夥しい家具・絵画・コレクションに埋めつくされ、19世紀、人々の部屋は博物館と化した。ヴィクトリアンの感傷癖やラファエル前派の細密狂いを論じて、モダン都市における室内崇拝の誕生を検証した古典的名著。

【著者紹介】

P.コンラッド (ピーターコンラッド)

加藤光也 (カトウミツヤ)

1948年、秋田県生まれ。
東京都立大学大学院修士課程修了。現在、駒澤大学教授。
編著書に、『今日の世界文学』(財団法人放送大学教育振興会)、訳書に、ナボコフ『ベンドシニスター』(サンリオ文庫)、バーンズ『太陽をみつめて』(白水社)、ジョイス『若き日の芸術家の肖像』(集英社)、コンラッド『ヴィクトリア朝の宝部屋』(国書刊行会)などがある。