1945:もうひとつのフランス 7

ボクノツルギアイトキョム

ぼくの剣/愛と虚無

ロジェ・ニミエ 著
田代葆 訳

発売日 1987/12/18

判型 四六判   ISBN 978-4-336-02724-5

ページ数 272 頁   

定価 2,640円 (本体価格2,400円)

シリーズ: 1945:もうひとつのフランス (モウヒトツノフランス)
フランス現代史の闇の領域を構成する彼ら──コラボラトゥール(対独協力者)。すぐれて文学的香りの高い成果をあげながら、その政治的立場ゆえ長らく抹殺のうきめにあった特異な作家たちをとりあげ、文学的代表作ならびにその思想を最も鮮明に反映した証言(ドキュメント)をそれぞれにピック・アップ、大戦間のフランスに従来とは異なった角度から照明をあてた異色の文学・現代史シリーズ。

【内容紹介】

ぼくはワランソワ・サンデール、リセの生徒、ディトリヒの写真を汚しながら、自殺の誘惑に駆られている――ニミエ23歳のスキャンダラスなデビュー作『ぼくの剣』、愛と死を綴る瞑想の書『愛と虚無』を併録。

【著者紹介】

ロジェ・ニミエ (ロジェニミエ)

田代葆 (タシロシゲル)

1947年、神奈川県生まれ。慶応義塾大学大学院仏文科修士課程修了。現在、慶応大、明治学院大でフランス語を教える。編註書-ニミエ『ある愛の物語』訳書-ミシュレ『ジャンヌ・ダルク』(共訳)。