ドイツ民衆本の世界 5
ハイモンノヨニンノコラ
ハイモンの四人の子ら
岡田公夫 訳
発売日 1988/06/13
判型 四六判 ISBN 978-4-336-02705-4
ページ数 316 頁
定価 2,750円 (本体価格2,500円)
- シリーズ: ドイツ民衆本の世界
- 15・16世紀、歳の市などで安く売り出され、印刷術の普及とともに庶民に広く読まれた〈民衆本〉。王侯貴族、商人、職人、農民などなど、様々な階層の人間が、楽しく愉快に、また雄々しく勇敢に活躍する痛快な物語の数々。滑稽咄、合戦絵巻、恋物語、ファンタジー、悪魔物……。文学の原初形態、近世庶民の心性史、社会史等、興味深いテーマを孕む代表作を集大成。
【内容紹介】
800年頃、カルル大帝に敵対し、反逆し続けた勇士、ハイモン伯、駿馬バイヤールにまたがる偉丈夫ライノルトらの活躍する合戦絵巻。『マゲローナ』等とともにティークにより小説化されたフランス起源の英雄譚。