バベルの図書館

リラダン  

リラダン  

最後の宴の客  

リラダン 著
釜山健/井上輝夫 訳

発売日 1992/07/24

判型 A5変型判   ISBN 978-4-336-03049-8

ページ数 170 頁   

定価 1,923円 (本体価格1,748円)

シリーズ: バベルの図書館
イタリア、フランス、ドイツ、スペインで刊行された国際的出版物の日本語版。現代文学の巨匠J.L.ボルヘスが編集、各巻にみずから序文を付した、夢と驚異と幻想の全く新しい「世界文学全集」。ポー、カフカ、ドストエフスキーからアラビアン・ナイト、聊斎志異まで、文学のすべてがこの30冊のなかに! イタリア・オリジナルの装幀。

【内容紹介】

最愛の女ヴェラを失ったダトル伯爵は、愛の力によって亡妻の存在の幻を創り上げ、ついには彼女と天使の如き天上的な抱擁をとげる……リラダンの作中最も幻想的で、ポーの夢幻の世界に最も近接している作品とボルヘスが語る神秘的物語『ヴェラ』。死刑執行人の仕事を虎視眈々と狙う偏執狂のドイツの男爵『最後の宴の客』。拷問の精神的苦痛を描いた『希望』。残虐な王妃の復讐譚『王妃イザボー』ほか全七篇。

【著者紹介】

リラダン (リラダン)

1838-89。フランスの小説家・劇作家・詩人。主な作品に「残酷物語」「未来のイヴ」「アクセル」がある。

釜山健 (カマヤマタケシ)

井上輝夫 (イノウエテルオ)