バベルの図書館 14

ヘンリー・ジェイムズ  

ヘンリー・ジェイムズ  

友だちの友だち  

ヘンリー・ジェイムズ 著
大津栄一郎/林節雄 訳

発売日 1989/06/21

判型 A5変型判   ISBN 978-4-336-02569-2

ページ数 283 頁   

定価 2,670円 (本体価格2,427円)

シリーズ: バベルの図書館
イタリア、フランス、ドイツ、スペインで刊行された国際的出版物の日本語版。現代文学の巨匠J.L.ボルヘスが編集、各巻にみずから序文を付した、夢と驚異と幻想の全く新しい「世界文学全集」。ポー、カフカ、ドストエフスキーからアラビアン・ナイト、聊斎志異まで、文学のすべてがこの30冊のなかに! イタリア・オリジナルの装幀。

【内容紹介】

復讐の年代記「ノースモア卿夫妻の転落」、分身物語「私的生活」他「オウエン・ウィングレイヴの悲劇」「友だちの友だち」4篇を収録。「われわれの時代の最高級の作家」(ボルヘス)ジェイムズの短篇小説集。

【著者紹介】

ヘンリー・ジェイムズ (ヘンリージェイムズ)

1843年~1916年。アメリカに生まれる。兄はプラグマティズムを代表する哲学者・ウィリアム・ジェイムズ。裕福な家に生まれ、少年期よりヨーロッパ各国を訪問し、国際的な感覚を身につけた。ハーバード大学を中退後、小説を発表し始める。英国に拠点を移し、モーパッサンやフローベール、ゾラ、テニソン、ジョージ・エリオットらと交友した。心理主義的長編の佳作を多く残し、英米心理主義小説の先駆者として知られる。19世紀から20世紀の英米文学を代表する小説家。

大津栄一郎 (オオツエイイチロウ)

1931年生まれ。東京大学大学院英文科修了。アメリカ文学者、翻訳家。明治学院大学名誉教授。

林節雄 (ハヤシセツオ)