世界幻想文学大系 14

バンレイセツノヨル

万霊節の夜

チャールズ・ウィリアムズ 著
蜂谷昭雄 訳

発売日 1985/08/11

判型 四六判   ISBN 978-4-336-02514-2

ページ数 384 頁   

定価 2,530円 (本体価格2,300円)

シリーズ: 世界幻想文学大系
近代日本文学界の私小説的、自然主義的風土の故に、久しく貶められてきた幻想の文学が、今甦る。“進歩”と“科学”の西欧の地下にひそむ“もうひとつの西欧”が生んだ目眩めくような驚異と幻想の物語、そして恐怖と戦慄の物語、解体してゆく自我、噴出する言語の暴力……。本大系の出現によって“もうひとつの西欧”の、異端にして激越なる言語と想像力はその全貌をあらわすであろう。造本=杉浦康平+鈴木一誌

【内容紹介】

【著者紹介】

チャールズ・ウィリアムズ (チャールズウィリアムズ)

1886年ロンドン生まれ。ロンドン大学中退後、1908年からオックスフォード大学出版局で働き始める。編集者として働く傍ら、30年に第一長篇War in Heavenを刊行。以降、本書や『万霊節の夜』など独特の思想や特異なヴィジョンを盛り込んだ小説を次々に発表、C・S・ルイスやT・S・エリオット、W・H・オーデンらと親交を深める。戯曲や文芸批評、神学書も数多く著した。1945年死去。

蜂谷昭雄 (ハチヤアキオ)