ロシア・アヴァンギャルド 5

ポエジア

ポエジア 

言葉の復活  

大石雅彦/亀山郁夫 編

発売日 1995/07/04

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03075-7

ページ数 416 頁   

定価 4,593円 (本体価格4,175円)

シリーズ: ロシア・アヴァンギャルド (ロシアアヴァンギャルド)
芸術は、今世紀初頭のロシアにあって、社会革命とも複雑に絡まり合い、歴史上未曽有のエネルギーを獲得する。趣味的で狭隘な芸術を否定し、芸術を広場、街頭、民衆のなかへ解き放とうとしたロシア・アヴァンギャルド。そのスタイル、理論、問題意識は、今日なおわれわれを刺戟しつづける。本全集は、全8巻というかつてない規模でこの巨大な芸術運動の全貌を追求したものである。

【内容紹介】

革命の中核は文化革命であり、文化革命の中核は詩的言語の革命である――詩的言語のユートピアを夢みた〈立体=未来派〉。既成の言語を全否定し、新たな言語を構築しようとした彼らの夢は今も健在である。

【著者紹介】

大石雅彦 (オオイシマサヒコ)

1953年静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学文化構想学部教授。

亀山郁夫 (カメヤマイクオ)

1949年栃木県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。名古屋外国語大学学長、東京外国語大学名誉教授。著書に『甦えるフレーブニコフ』(晶文社)、『終末と革命のロシア・ルネサンス』(岩波書店)、『ロシア・アヴァンギャルド』(岩波新書)などがある。