世界探偵小説全集 15

カリブショトウノテガカリ

カリブ諸島の手がかり

T.S.ストリブリング 著
倉阪鬼一郎 訳

発売日 2002/03/10

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-03845-6

ページ数 372 頁   

定価 2,640円 (本体価格2,400円)

シリーズ: 世界探偵小説全集
1920~40年代、英米の本格探偵小説は、クイーン、カー、クリスティーら輝かしい才能の登場とともに黄金時代を迎えた。不可能犯罪、アリバイ破り、名探偵の活躍。魅力的な謎、巧みなミスディレクションと論理のアクロバット。パズラーの頂点をきわめた本格派の傑作をはじめ、不当にも紹介の遅れていた巨匠の代表作、幻の名作を多数収録、永遠のクラシックを厳選して贈る夢の探偵小説コレクション!!

【内容紹介】

南米の元独裁者をめぐる毒殺事件「亡命者」から、ミステリ史上類を見ない異常な傑作「ベナレスへの道」まで、心理学者ポジオリ教授がカリブ海で遭遇する怪事件の数々。〈クイーンの定員〉に選ばれた名短篇集。

【著者紹介】

T.S.ストリブリング (トマスシギスマンドストリブリング)

倉阪鬼一郎 (クラサカキイチロウ)

一九六〇年三重県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒、同大学院日本文学専攻中退。作家・翻訳家・俳人。著書に短篇集「怪奇十三夜」、句集「怪奇館」など、訳書にウエイクフィールド「赤い館」(共訳・国書刊行会)、「怪奇小説の世紀」(共訳・国書刊行会)などがある。