エドマンドゴドフリーキョウサツガイジケン
エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件
ジョン・ディクスン・カー 著
岡照雄 訳
発売日 1991/12/13
判型 四六判 ISBN 978-4-336-03291-1
ページ数 450 頁
定価 2,990円 (本体価格2,718円)
【内容紹介】
【著者紹介】
ジョン・ディクスン・カー (ジョンディクスンカー)
John Dickson Carr(1906-1977)
エラリー・クイーン、アガサ・クリスティーらとともにパズラー黄金時代を代表する作家のひとり。筆名カーター・ディクスン (Carter Dickson) でも知られる。アメリカ合衆国のペンシルベニア州に生まれる。1930年、カー名義の『夜歩く』で彗星のようにデビュー。怪事件の連続と複雑な話を読ませる筆力で地歩を築く。1932年にイギリスに渡り、第二次世界大戦の勃発で一時帰国するも、再び渡英、その後空襲で家を失い、1947年にアメリカに帰国した。カー、ディクスンの二つの名義を使って、アンリ・バンコラン、ギデオン・フェル博士、ヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)らの名探偵を主人公に、密室、人間消失、足跡のない殺人など、不可能興味満点の本格ミステリを次々に発表、「不可能犯罪の巨匠」「密室のカー」と言われた。晩年には歴史ミステリの執筆も手掛け、このジャンルの先駆者ともされる。代表作に、「密室講義」でも知られる『三つの棺』(35)、『火刑法廷』(37)、『ユダの窓』(38)、『ビロードの悪魔』(51)などがある。
岡照雄 (オカテルオ)
一九三〇年福岡市生まれ。京都大学文学部卒。金蘭短期大学学長。訳書にスパーク「ミス・ブロウディの青春」(筑摩書房)、ゴドウィン「ケイレブ・ウィリアムズ」、カー「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」(以上、国書刊行会)などがある。