文学の冒険

チノハクシャクフジン

血の伯爵夫人  

アンドレイ・コドレスク 著
赤塚若樹 訳

発売日 1998/08/25

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04026-8

ページ数 336 頁   

定価 2,530円 (本体価格2,300円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

処女の生き血を浴びて自らの美と若さを保ったとされる実在の伯爵夫人エルジェーベト・バートリと、現代のアメリカに生きるその直系の子孫の物語。恐怖と愛が時空を超えて結びつく驚嘆の年代記。

【著者紹介】

アンドレイ・コドレスク (アンドレイコドレスク)

赤塚若樹 (アカツカワカギ)

東京都立大学教授。著書に『シュヴァンクマイエルとチェコ・アート』(未知谷、2008年)、『ミラン・クンデラと小説』(水声社、2000年)、編訳書に『チェコ・アニメーションの世界』(人文書院、2013年)、『シュヴァンクマイエルの世界』(国書刊行会、1999年)、訳書にV・ネズヴァル
/ J・シュティルスキー『性の夜想曲―チェコ・シュルレアリスムの〈エロス〉と〈夢〉』(風濤社、2015年)、V・ネズヴァル『少女ヴァレリエと不思議な一週間(風濤社、2014年)などがある。