文学の冒険
パースノシロ
パースの城
ブラウリオ・アレナス 著
平田渡 訳
発売日 1990/09/26
判型 四六判 ISBN 978-4-336-03056-6
ページ数 230 頁
定価 2,030円 (本体価格1,845円)
- シリーズ: 文学の冒険
- 小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。
【内容紹介】
初恋の少女の死を偶然新聞で知った青年ダゴベルトは、その晩死んだ恋人と“もう一人の自分”が登場する夢を見る。それは漆黒の闇の支配する不気味な中世の城を舞台に魔物達が跳梁する悪夢の世界であった。
【著者紹介】
ブラウリオ・アレナス (ブラウリオアレナス)
平田渡 (ヒラタワタル)
一九四六年、福岡県生まれ。神戸市外国語大学大学院修了。現在関西大学文学部教授。訳書にカルペンティエール「この世の王国」(サンリオ、共訳)、マルケス他「エバは猫の中」(サンリオ、共訳)などがある。