未来の文学

ゴーレムヒャクジョウ

ゴーレム100

アルフレッド・ベスター 著
渡辺佐智江 訳

発売日 2007/06/01

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-04737-3

ページ数 504 頁   Cコード 0397

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

シリーズ: 未来の文学 (ミライノブンガク)
失われたSFを求めて――60~70年代の幻の傑作SF、その中でも本邦初紹介の作品を中心に厳選したSFファン待望の夢のコレクション。「新たな読者の視線を浴びるとき、幻の傑作たちはもはや幻ではなくなり、真の〈未来の文学〉として生まれ変わるだろう」(若島正)

【内容紹介】

ベスター、最強にして最狂の伝説的長篇。未来都市で召喚された新種の悪魔ゴーレム100をめぐる魂と人類の生存をかけた死闘――軽妙な語り口とタイポグラフィ遊戯が渾然一体となったベスターズ・ベスト!
解説・山形浩生

【著者紹介】

アルフレッド・ベスター (アルフレッドベスター)

1913年~1987年。ニューヨークに生まれ、コロンビア大学中退後、脚本家、編集者などのかたわらSF作家として活躍。長編『分解された男』で1953年第1回ヒューゴー賞を受賞。寡作ながらも超絶技巧と実験的作風で熱狂的ファンを持つ。

渡辺佐智江 (ワタナベサチエ)

翻訳家。訳書にリチャード・フラナガン『奥のほそ道』(白水社)、アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』(国書刊行会)、アーヴィン・ウェルシュ『フィルス』(パルコ出版)、ビル・カニンガム『ファッション・クライミング』(朝日新聞出版)、レム・コールハース『S,M,L,XL+』(ちくま学芸文庫・共訳)など多数。