キョジン
巨人
新装版
ジャン・パウル 著
古見日嘉 訳
岩田行一 解説
発売日 1997/05/30
判型 B5判 ISBN 978-4-336-03966-8
ページ数 784 頁
定価 9,680円 (本体価格8,800円)
【内容紹介】
《これほど風のそよぎに似て、予感に満ち、無限なものは他にない》ホフマンスタールにかく評された、ドイツ・ロマン派最大の散文作家ジャン・パウルの、2500枚にも及ぶ畢生の大著の初の完訳。
【著者紹介】
ジャン・パウル (ジャンパウル)
1763年~1825年。擬古典主義とドイツ・ロマン主義の間で独自の位置を占める作家。ホフマン、ネルヴァルを始め多くの芸術家に多大な影響を与えた。代表作に『ジーベンケース』、『生意気盛り』など。マーラーの交響曲第1番「巨人」はジャン・パウルの作品から採られている。
古見日嘉 (フルミヒヨシ)
1920年~1973年。東京大学文学部独文科卒。東京都立大学人文学部教授を勤めた。訳書にツヴァイク『メリー・スチュアート』(みすず書房)、ジャン・パウル『美学入門』(白水社)などがある。
岩田行一 (イワタコウイチ)
1930年~2004年。東京大学文学部独文科卒。東京都立大学名誉教授。訳書にカネッティ『群衆と権力』『眼の戯れ』(法政大学出版局)、タイヒェルト『象徴としての庭園 ユートピアの文化史』(青土社)など。