【内容紹介】

ベルギー最大の幻想作家として近年評価の高まりつつある知られざる奇才の、奇妙なる融合のうちに恐怖と狂気の物語が展開する史上稀に見る異色作！

【著者紹介】

ジャン・レイ （ジャン・レイ）

1887年～1964年。ベルギーに生まれ、船員として世界を流浪した後、ジャーナリストとなる。1925年にラヴクラフト風の短編『パウケンシュラーガー博士の奇怪な研究』が認められ、作家活動を開始。幻想小説、SF小説、探偵小説を多く執筆した。

秋山和夫 （アキヤマカズオ）

1947年～2005年。千葉大学教授を勤める。訳書にコクトー『占領下日記』（筑摩書房）、『ゴルフ奇譚集』（白水社）など。