長谷川伸傑作選

マブタノハハ

瞼の母

長谷川伸 著

発売日 2008/05/15

判型    ISBN 978-4-336-05023-6

ページ数 348 頁   Cコード 0093

定価 2,090円 (本体価格1,900円)

シリーズ: 長谷川伸傑作選
日本人の美しいこころ、義理と人情の世界をうたいあげた大衆文芸の父、長谷川伸。戦前・戦後を通じて国民にもっとも愛された作家の戯曲・時代小説・歴史小説を集成する待望のシリーズ。歿後45年記念出版。

【内容紹介】

〈こう上下の瞼を合せ、じいッと考えてりゃあ、逢わねえ昔のおッかさんの俤が出てくるんだ〉不朽の名作「瞼の母」ほか「沓掛時次郎」「一本刀土俵入」などの傑作戯曲を全7篇収録。解説:平岩弓枝

【著者紹介】

長谷川伸 (ハセガワシン)

1884年、横浜生まれ。小学校を中退し、土木請負業の現場小僧や鳶人足など職を転々として辛酸をなめる。二十歳の時に新聞社に入社、かたわら創作を開始。「沓掛時次郎」などいわゆる「股旅」ものや『日本捕虜志』『日本敵討ち異相』などの史伝物の傑作も多く執筆した。また「二六日会」「新鷹会」といった勉強会を開催し、大衆作家の育成に尽力した。