日本幻想文学集成 26

エンチフミコ

円地文子

猫の草子  

円地文子 著
須永朝彦 編

発売日 1994/06/21

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03236-2

ページ数 270 頁   

定価 1,923円 (本体価格1,748円)

シリーズ: 日本幻想文学集成
幻想文学の傑作群を作家別に初めて集大成した〈もうひとつの文学誌〉。明治以降現代までの物故作家の中から幻想文学の小説家として重要な33人を選び、その精粋を1人1巻で編集。埋もれた名品も多数発掘。種村季弘、橋本治、別役実、矢川澄子ほか9人による責任編集。 装画・梅木英治

【内容紹介】

岡本かの子を主人公にした「かの子変相」。三島由紀夫の首と著者が対話を交わす「冬の旅」。アンドロギュヌス譚「双面」。他に、「二世の縁拾遺」「春の歌」「花食い姥」「鬼」「猫の草子」の全8編。

【著者紹介】

円地文子 (エンチフミコ)

須永朝彦 (スナガアサヒコ)

1946年、栃木県生まれ。歌人・作家。 著書に、「鉄幹と晶子 」(評伝)、「東方花傳」(歌集)、「就眠儀式」(吸血鬼譚集)等がある。