日本幻想文学集成 4

シブサワタツヒコ

澁澤龍彦

空飛ぶ大納言  

澁澤龍彦 著
富士川義之 編

発売日 1991/06/17

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03214-0

ページ数 282 頁   

定価 1,923円 (本体価格1,748円)

シリーズ: 日本幻想文学集成
幻想文学の傑作群を作家別に初めて集大成した〈もうひとつの文学誌〉。明治以降現代までの物故作家の中から幻想文学の小説家として重要な33人を選び、その精粋を1人1巻で編集。埋もれた名品も多数発掘。種村季弘、橋本治、別役実、矢川澄子ほか9人による責任編集。 装画・梅木英治

【内容紹介】

遊神術によってわが身を分形し、おのれの分身を童子に変える仙人の話「鏡と影について」。ほか「鳥と少女」「画美人」「エピクロスの肋骨」「女体消滅」等、初期から最晩年の作まで全11篇を収録。

【著者紹介】

澁澤龍彦 (シブサワタツヒコ)

1928-1987年。フランス文学者、作家。代表作に『唐草物語』、『高丘親王航海記』、作品集成に「澁澤龍彦全集」、「澁澤龍彦翻訳全集」(共に河出書房新社)など。

富士川義之 (フジカワヨシユキ)

1938年生まれ。評論家・英文学者。著者に、『風景の詩学』『記憶のランプ』『幻想の風景庭園』など。