日本幻想文学集成 1

イズミキョウカ

泉鏡花

化鳥  

泉鏡花 著
須永朝彦 編

発売日 1991/03/25

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03211-9

ページ数 288 頁   

定価 1,923円 (本体価格1,748円)

シリーズ: 日本幻想文学集成
幻想文学の傑作群を作家別に初めて集大成した〈もうひとつの文学誌〉。明治以降現代までの物故作家の中から幻想文学の小説家として重要な33人を選び、その精粋を1人1巻で編集。埋もれた名品も多数発掘。種村季弘、橋本治、別役実、矢川澄子ほか9人による責任編集。 装画・梅木英治

【内容紹介】

水辺で月光をすくう少女の怪異「光籃」。2人の天狗が人間をさらって皇室と将軍家の吉凶をうらなう「妖魔の辻占」。ほか「化鳥」「紅玉」「雨ばけ」「印度更紗」「伯爵の釵」「貴婦人」「処方秘箋」等全11篇。

【著者紹介】

泉鏡花 (イズミキョウカ)

1873-1939年。小説家。代表作に「高野聖」「草迷宮」「歌行燈」ほか。

須永朝彦 (スナガアサヒコ)

1946年、栃木県生まれ。歌人・作家。 著書に、「鉄幹と晶子 」(評伝)、「東方花傳」(歌集)、「就眠儀式」(吸血鬼譚集)等がある。